どうも、にゅーすばんくです。
iPhoneのバッテリーにはリチウムイオンと呼ばれる、とても早く充電ができ長持ちなバッテリーを採用しています。
ただリチウムイオンバッテリーがどんなに高性能と言っても、消耗品なので長年使えばどうしても劣化をしてしまいます。
iPhoneのバッテリー劣化を防ぐApple公式の方法を解説!バッテリーを長持ちさせる4つの劣化防止ワザ
少し前に話題になったのでご存知の方も多いと思いますが、Appleはバッテリーが劣化したiPhoneのパフォーマンスを意図的に下げていると正式に認めています。
この記事ではiPhoneのバッテリー診断でバッテリーの劣化状況を確認する方法について、詳しく解説をしていきたいと思います。
目次
iPhoneのバッテリー診断を動画で解説
このブログ記事の内容を動画でも解説しています。
文字を読むのが面倒という方は動画をご覧ください。
バッテリーが劣化したiPhoneで起きる症状
バッテリーか劣化したiPhoneは意図しないシャットダウンを防ぐために、一部のパフォーマンスを低下させる仕様となっています。
パフォーマンスが低下させられたiPhoneは、動作がカクついたり、画面が勝手に暗くなったりなど、以下のような症状が発生することがあります。
- App の起動に時間がかかる
- スクロール中にカクカクする
- バックライトが勝手に暗くなる
- スピーカーの音量が小さい
- 一部の App でフレームレートが徐々に低下する。
- カメラのフラッシュが使えない
- アプリがバックグラウンドで更新できない
iPhoneの調子が悪いのは意図的なパフォーマンスの低下が原因?明るさが勝手に暗くなったり動作がカクつく原因
iPhoneのバッテリー診断の方法
iPhoneにバッテリー診断機能が追加されたことで、iPhoneのバッテリーが劣化しているかどうかを確認することができるようになりました。
まず設定アプリから「バッテリー」を選択し、「バッテリーの状態」をタップします。
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バッテリーの容量を確認する
「バッテリーの状態」をタップすると、バッテリーの「最大容量」を確認することが可能です。
もちろん買った直後はバッテリー容量は100%で、使っていく内にこの数値が下がっていきます。ちなみにiPhoneのフル充電を500回すると、バッテリーの容量は80%まで減るようです。
iPhoneの充電回数を確認する方法!充電の回数からバッテリーの劣化を判断しよう
もしバッテリー容量が80%であれば、新品のiPhoneと比べて80%しか充電ができないことを意味します。
バッテリー交換の目安は何%?
バッテリー診断でバッテリーの最大容量を確認することができますが、バッテリーを交換する目安としては最大容量が80%以下になれば1つのタイミングであると言われています。
もちろんバッテリーの最大容量が80%以下でも使うことはできますが、バッテリーが劣化していると使い勝手も悪くなるので早めの交換をおすすめいたします。
ピークパフォーマンス性能について
バッテリーが劣化したiPhoneがパフォーマンスが低下すると説明しましたが、バッテリー診断ではiPhoneのパフォーマンスが正常かどうかも確認できるのです。
バッテリーの状態が正常でパフォーマンスが正しく起動している場合は、「ピークパフォーマンス性能」に以下のようなメッセージが表示されます。
お使いのバッテリーは、現在、標準のピークパフォーマンスに対応しています。
バッテリーが劣化している場合
バッテリーの劣化によりパフォーマンスが低下している場合、「ピークパフォーマンス性能」に以下のようなメッセージが表示されます。
このiPhone で、必要なピーク電力をバッテリーが供給できなくなったため、突然のシャットダウンが発生しました。この現象が再度発生しないように、パフォーマンス管理が適用されました。
バッテリーの状態が不明な場合
iPhoneのバッテリーが正しくつけられていなかったり、バッテリー部品が不明な場合は、バッテリーの状態を正しく認識することができず以下のメッセージが表示されます。
この iPhone では、バッテリーの状態を判定できません。バッテリーに関するサービスは、Apple 正規サービスプロバイダが対応します。
パフォーマンスの低下をオフにする方法
前述したようにAppleはバッテリーが劣化しているiPhoneの性能を意図的に低下させ、シャットダウンによるデータ消失を未然に防止しています。
iOS11.3からはこのパフォーマンスの低下を手動で無効にできる機能が追加されたので、使い方を分かりやすく解説していきたいと思います。
パフォーマンスの低下を手動でオフにする
パフォーマンスの低下をオフにしたい場合は、「ピークパフォーマンス性能」のメッセージにある「無効にする」をタップすることで手動でオフに変更することが可能です。
ただし上記手順で手動で無効に設定した後は、手動でパフォーマンスの低下機能を有効にすることはできません。
バッテリーがiPhoneの性能に耐えれず電源がシャットダウンしたタイミングで、再度パフォーマンスの低下機能がオンになる仕様となっています。
バッテリーを交換するとiPhoneの性能が復活
パフォーマンスが低下する機能をオフにしても、バッテリーが劣化していることに変わらないので、iPhoneが勝手にシャットダウンしてデータが消滅する危険性は依然として残っています。
バッテリーの状態が著しく劣化している場合は、「ピークパフォーマンス性能」のメッセージに以下のように表示されます。
お使いのバッテリーは著しく劣化しています。Apple 正規サービスプロバイダでバッテリーを交換すると、最大限のパフォーマンスや容量を取り戻すことができます。
上記のメッセージが表示される場合は、早急にバッテリーを交換することを強くオススメ致します。
バッテリーの交換方法や費用については、こちらの「iPhoneのバッテリーを交換する費用・方法をまとめてみた!iPhoneの電池減りが激しいならバッテリー交換をしよう!」で詳しくまとめているので合わせてどうぞ。
以上、iPhoneのバッテリー状態を確認する方法とパフォーマンスの低下を無効にする方法でした。
最後まで読んでいただき感謝!感謝!