どうも、にゅーすばんくです。
珍しい顔文字や便利な機能が多数搭載された、Simejiという大人気キーボードアプリをご存知だろうか?
このSimejiというアプリは若い方に人気の反面、キーボードに入力した情報を外部に流出している危険なアプリだと昔から噂されています
そこでこの記事では、大人気キーボードアプリのSimeji(しめじ)が本当に危険なアプリなのか、気になるSimejiの危険性について徹底解説していきたいと思います。
目次
Simeji(しめじ)の危険性について動画で解説
ブログを読むのが面倒という方のために、この記事の内容を動画で解説しています。
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Simeji(しめじ)は危険なアプリという噂が拡がっている
きのこのアイコンでおなじみのSimeji(しめじ)は、デフォルトのキーボードにはない豊富な絵文字や機能が魅力で、若い人を中心に大人気のキーボードアプリです。
アプリのランキングでも常に上位にいる大人気なアプリである一方で、”Simeji(しめじ)は危険なアプリ“という説がネット上では噂されています。
具体的には「Simejiはキーボードに入力した情報を悪用している」「Simejiは中国に個人情報を流している」といった内容です。
本当にシメジは危険なアプリなのでしょうか?それたも単なるデマなのでしょうか?
Simejiの危険性について、僕なりの見解をご紹介していきたいと思います。
Simeji(しめじ)でフルアクセスを許可すると恐怖の警告が表示
Simeji(シメジ)にはキーボード画面の着せ替えや豊富な顔文字など多彩な機能が備わっていますが、一部の機能を利用するには雪堤から「フルアクセスを許可」をオンにする必要があります。
ちなみにSimeji(シメジ)でフルアクセスを許可すると、以下の機能が利用可能になります。
- クラウド超変換
- スタンプ機能
- キー音
- Simejiユーザー辞書
- キートップとアプリ本体
- メニュースイッチの連動
Simejiでフルアクセスを許可するには、まず設定アプリの「Simeji」から「キーボード」を選択します。
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「フルアクセスを許可」という項目があるので、ラベルをタップしてオンにすれば完了です。
上記手順でフルアクセスの許可は可能ですが、「フルアクセスを許可」をオンにすると下の画像のような警告が表示されます。
文字で書き起こしてみます。
「フルアクセスを許可すると、このキーボードの開発元に、過去にこのキーボードを使用して入力した内容を含めたすべての入力内容を転送することを許可します。転送される入力内容には、クレジットカード番号や住所などの機密度の高い個人情報が含まれる可能性があります。」
小難しく書いてますが、つまりこういう事です。
「スマホを使うにあたり誰もがキーボードで文字を打つと思うけど、その打ち込んだデータを開発元に転送するよ。キーボードで住所やクレジットカードの番号を打っちゃうと、そういった情報も開発元に転送するかもしれないよ。転送するデータは過去に入力した内容も含まれるかもよ。」
え、怖すぎ・・・!!!!
Simeji(しめじ)でフルアクセスを許可すると危険?
フルアクセスを許可する際の警告をみるとSimejiを使うのが怖くなるかもですが、AppleがSimeji(しめじ)を名指しで危険なアプリと警告しているわけではありません。
フルアクセスを許可するときに警告がでるのはAppleの仕様で、Simeji以外のキーボードアプリでも例外なく表示されるのです。
iPhoneのデフォルトのキーボード以外を使う際は、上記のような危険性もあるよとApple側から注意喚起をしているわけです。
つまり、シメジでフルアクセスを許可するときに警告が表示されるからといって、Simejiがクレジットカードなどの情報を転送していると決めつけのは間違いになります。
Simeji(しめじ)が危険という噂は過去の不祥事が原因
フルアクセスを許可する際の警告がAppleの仕様であれば、なぜSimeji(しめじ)だけがデータを不正に取得していて危険と言われているのでしょうか。
もちろん人気があり利用するユーザーも多いSimejiだからこそ、フルアクセスを許可する際の警告をみて勘違いする人が多いのかもしれません。
しかし、Simeji(しめじ)が危険なアプリを言われる所以には、Simejiの運営会社が起こした過去の不祥事が大きな原因となっているのだと思います。
Simejiが無断で入力データを外部に送信する不祥事
Simejiを運営するバイドゥという会社は、2013年にデータ転送を許可していないユーザーの入力データを勝手に転送していたことが大きな問題になりました。
2013年12月26日、バイドゥ社のIMEであるBaidu IMEならびにSimejiが、入力された情報をユーザーに無断で外部に送信しているとの報道がなされた[128]。同日セキュリティ企業のネットエージェントも、解析の結果実際にSimejiが入力されたログをバイドゥのサーバーに送信していることを発表、バイドゥはログの送信は規約に同意したユーザーに対してのみ行っているとしつつも、確認の結果同年3月にリリースしたSimeji 5.6以降のバージョンにおいて不具合が見つかり、ログ送信をオフにしている場合も送信が行われていたことを認めた。翌27日には不具合の修正ならびにクラウド変換機能をデフォルトでオフにしたSimeji 6.6.2がリリースされた
出典:Wikipedia
Simejiを運営する企業のバイドゥは、この不祥事についてシステムのバグが原因だったと謝罪をしています。
実際のところ本当にシステムのバグだったのか、意図的だったのかはユーザー側には分からないので深掘りするつもりもありません
ただ意図的ではなくシステムのバグだったとしても、信頼を失ったことは間違いないですし、個人情報を扱う企業なのにと不信感を抱かざるを得ません。
Simejiが「みんなの顔文字辞典」への不正アクセス疑惑
さらに、2014年には他社サービスである「みんなの顔文字時点」に対して、”Simeji側が不正アクセスを行っている“という疑惑が明らかになりました。
2014年4月10日、同月9日にスマートフォンアプリ「みんなの顔文字辞典」のサーバーへ1秒間に80回にも上るアクセスがあったことが発覚し、みんなの顔文字辞典運営のIO.IncはこれをDoS攻撃と認定した。バイドゥ株式会社側はSimejiの顔文字辞書を拡張するために「みんなの顔文字辞典」のサーバーにある顔文字辞典のダウンロードを試みたわけではなく、顔文字を盗む意図はないことを説明。IO.Inc代表者とSimeji開発担当が第三者を交えて面会したが、双方間で問題の解決には至らなかった。
出典:Wikipedia
これもSimeji側は否定しているので真相は私には分かりませんが、こうした過去の不祥事によって企業としての信頼を失ったからこそ、Simejiは危険なアプリと言われているのでしょう。
Simejiの運営元が中国企業というのも危険と言われる理由
ちなみにSimejiを運営するバイドゥ株式会社は中国の「百度」という企業の日本法人です。
Simejiが危険なアプリと言われているのは、運営元が中国の企業であるというのも大きな理由だと思います。
個人的には中国の企業だから危険という決めつけは好きではありませんが、最近は韓国企業を運営元とするLINEで情報漏洩がありましたからね・・・。
ご紹介したようにSimejiは過去の不祥事のこともあるので、中国の企業が運営するサービスというだけで不安に感じる方が多いのも事実なのでしょう。
Simeji(しめじ)が入力データを転送するのは精度向上のため
Simejiはフルアクセスを許可したユーザーに対し、一部の入力データを開発元に転送するように協力をお願いしています。
以前まではフルアクセスを許可すると強制的に入力データが転送されていたのですが、今はフルアクセスを許可した人に対しても任意で協力をお願いしているようです。
Simejiの運営は入力データの転送について、「変換精度の向上のみを目的としておりクレジットカード番号などの個人情報は転送データに含まれない」と発表をしています。
Q「利用者情報をどんなことに使っているか?」
入力すればするほど賢くなるキーボードとして性能を向上させるために利用者情報は重要です。
Simejiは入力品質改善のためのログセッション統計情報や、検索窓にユーザーが入力した文字列とユーザーが実際に検索した語句との関連性に関する利用者情報を取得します。
これらの情報をもとに、予測変換候補の最適化や、ニーズに合ったトレンド情報の提供を実現します。出典:Simeji公式サイト
Q「個人情報は扱いますか?」
Simejiを通して、ユーザーの利用情報を、個人を特定できる情報と合わせて取得することはありません。
パスワード、クレジットカード番号その他の秘匿性の高い情報については、自動判別機能を用い、原則として取得しない扱いとしています。具体的には、ログセッション統計情報、クエリ情報及び変換改善リクエスト情報を取得する設定がなされている場合であっても、スマートフォンの機能又は当社の技術により、パスワードやクレジットカード番号であると自動判別される場合については、入力された情報を取得せず、または一部をマスキングして取扱います。出典:Simeji公式サイト
もちろん個人情報を転送していないと聞いても、何かしらのデータを転送しているだけでも気持ち悪いと思う方も多いかもしれません。
ただ実はWEBサイトやサービスがユーザーの情報を収集しているのは当たり前で、Simejiだけに限った話ではありません。
僕たちが当たり前のように使っているLINEやTwitterやGoogleだって、個人は特定できないもののビッグデータとしてデータ収集は行っているのです。
Simeji(しめじ)を使うのが不安なときの対処法
ここからは、Simejiを使うことに不安を感じている方におすすめの対処法をご紹介してきます。
- Simejiにフルアクセスを許可しない
- Simeji以外のキーボードアプリを利用する
では、それぞれ解説していきます。
Simeji(しめじ)にフルアクセスを許可しない設定
Simeji(しめじ)を使い続けたたいけど不安もあるという方は、Simeji(しめじ)のフルアクセスを許可しない設定にするといいでしょう。
過去には無断でデータ転送していた不祥事も起こしているので、フルアクセスを許可しなければ絶対に安全とは言い切れませんが、気持ち的にはまだマシなのかなと思います。
デフォルトではフルアクセスは許可されていないので、一度も許可するにしていない場合はそのままでOKです。
初期設定でSimejiのフルアクセスを許可してしまった場合は、以下の手順でオフにすることができます。
まずは設定アプリを起動して、「Simeji」から「キーボード」を選択します。
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「フルアクセスを許可」という項目があるので、ラベルをタップしてオフにすれば完了です。
Simeji(しめじ)以外に別のキーボードを使う
Simejiを使うのがどうしても嫌な場合は、Simeji以外のキーボードアプリを使ってみるといいです。
App storeにはたくさんのキーボードアプリがありますが、”Simejiは中国企業だから不安“という方には「flick」が国産アプリなのでおすすめです。
他にもキーボードはたくさんありますので、詳しくはこちらの「iPhoneのおすすめキーボードアプリはコレ!」をご覧ください。
どうも、にゅーすばんくです。iPhoneでは標準で使えるキーボード以外にも、App Storeインストールすることで使えるキーボードアプリというのがたくさん存在します。キーボードアプリを使えば標準にはないカスタマイズ機能や便利な機能[…]
またiPhoneのデフォルトのキーボードも年々かなり進化しており、昔と比べるとかなり使いやすいですし機能も豊富になっています。
Simejiに限らずキーボードアプリを使うのが心配な方は、デフォルトのキーボードを使い続けるのもありだと思います。
どうも、にゅーすばんくです。iPhoneの標準キーボードは何気なく使っている人も多いですが、実は便利な機能もたくさん搭載していますし、設定を変えることでもっともっと便利に使うことができるようになります。そこでここでは、iPhoneの[…]
最後に
今回は「キーボードアプリのSimeji(しめじ)の危険性」というテーマで、Simejiについての
Simeji(しめじ)が危険なアプリと噂される理由は上記の通りですが、その噂が本当かどうかなんて神のみぞ知る世界です。
事実は今回ご紹介した通りですが、それを受けてSimejiを使うか・使わないかを決めるのはあなた自身です。
ちなみに私自身はあまり気にしない性格なので、キーボードアプリとしては優秀なSimejiを使っています。
皆さんはシメジを使いますか?それとも使わない?
コメント欄で皆さんのご意見もお聞かせいただければ嬉しいです。
以上、最後まで読んでいただき感謝!感謝!です。