iPhoneでSuicaを使うための最強マニュアル。登録方法から基本の使い方、オートチャージ設定や機種変更などモバイルSuicaを徹底解説!

どうも、にゅーすばんくです。

iOS10.1からiPhoneでもSuicaが使えるようになって以降、私も毎日のようにiPhoneにSuicaを入れて使うようになりました。

もうこれが便利すぎるぐらい便利で、iPhoneで使うモバイルSuicaの良さを少しでも多くの人に知ってもらいたくこの記事を書いています。

iPhoneでSuicaが使えるのは知ってるけどよく分からないからこれまでのカードのまま使ってる、そんな方もきっと多いんじゃないかなと思います。

ここではiPhoneのSuicaの使い方マニュアルということで、基本的な使い方から知って得する便利な使い方まで、詳しく解説していきたいと思います。

目次

iPhoneで使えるモバイルSuicaとは

モバイルSuicaはiPhoneなどスマートフォンに取り組めるタイプのSuicaで、App StoreやGoogle Storeでダウンロード可能なアプリとして提供されています。

→App Storeでダウンロードする

お財布を出さずにスマートフォン1つでSuicaを使えるのはもちろん、いつでもどこでもチャージができたりモバイルSuicaならではのメリットもたくさんあります。

Suicaに対応しているiPhone

SuicaはiOS10.1以降のiPhoneに対応しているのに加え、お財布携帯に対応したiPhoneである必要があります。

お財布携帯に対応したiPhoneはiPhone7以降になりますので、モバイルSuicaが使えるiPhoneは下記のモデルになります。

  • iPhone7
  • iPhone7 Plus
  • iPhone8
  • iPhone8 Plus
  • iPhone X
  • iPhone XS
  • iPhone XS Max
  • iPhone XR
  • iPhone11
  • iPhone11 Pro
  • iPhone11 Pro Max
  • iPhoneSE(2020年モデル)

iPhoneのSuicaは年会費はかかるのか

年会費については少しややこしいのですが、iPhoneであれば基本的に無料で使うことが可能です。

後ほど詳しく解説しますが、モバイルSuicaにクレジットカードからチャージするには、「モバイルSuicaに登録したクレジットカード」と「Apple Payに登録しているクレジットカード」の2つの方法があります。

この2つの方法のうち、Apple Payに登録しているクレジットカードからチャージすると、年会費はかからず無料で使うことができます。

一方でモバイルSuicaに登録したクレジットカードを使う場合は、モバイルSuicaの年会費として1,080円かかるので注意が必要です。

ちなみに下記に記載している一部のクレジットカードであれば、モバイルSuicaに登録したカードでも年会費無料で使うことが可能です。

  • viewスイカカード
  • ビックカメラSuicaカード
  • 大人の休日倶楽部 ミドルカード
  • ルミネカード

Suicaのカードをアプリから新規発行する

まずはお手持ちにSuicaのカードをお持ちでない人向けに、iPhoneのモバイルSuicaのアプリからSuicaを新規発行する手順を解説していきたいと思います。

モバイルSuicaをインストールする

まずはモバイルSuicaをiPhoneにインストールしましょう。こちらのリンクからインストール可能です。

→App Storeでダウンロードする

モバイルSuicaの初期設定をする

モバイルSuicaのアプリのトップページから「Suica発行」を選びます。

Suica新規発行

アプリから発行」のタブから、追加したいSuicaを選びます。

追加できるSuicaは下記の3種類の中から選ぶことができます。

  • My Suica(記名式)
  • Suica定期券
  • My Suica(無記名)

続いて「会員登録」をタップし、個人情報を入力した上で「次へ」を選びます。

新規発行には1000円以上をチャージする必要があるので、「金額を選ぶ」から任意の金額を選択しチャージをします。

以上で手順でSuicaの新規発行および、SuicaをWalletに追加することが完了しました。

無記名はサポートや引き継ぎができないので注意

ちなみに発行するSuicaを選ぶ際、「記名式」と「無記名」の二種類から選ぶことができます。

無記名は会員登録をせずにSuicaを使うことができますが、引き継ぎや紛失時のサポートを受けられないなどデメリットも多いです。

会員登録の手間こそあるものの、特別な事情がなければ記名式を選んでおくといいでしょう。

お持ちのSuicaカードをiPhoneに追加する

続いて既にカートタイプのSuicaをお持ちの方向けに、Suicaのカードを読み込んでiPhoneのWalletに追加する手順を解説していきましょう。

WalletからSuicaを追加する

まずiPhoneのWalletアプリを開き右上の「」をタップし、「続ける」を選択します。

交通系ICの中から「Suica」を選択し、普段お使いのSuicaを確認しながらSuicaのID番号生年月日を入力します。IDはSuicaの表面に書かれたJEから始まる数字の下四桁になります。

最後にSuicaサービス取扱特約を読み「同意する」を選択すれば、WalletへのSuicaの追加は完了です。

モバイルSuicaに追加したカードは使えなくなる

カードのSuicaをモバイルSuicaとしてiPhoneに取り込むと、その後はカードのSuicaとしては使うことができなくなってしまいます。

カードならではのメリットもありますので、カードからモバイルSuicaに変更する際は慎重に行うようにしてください。

 iPhoneからチャージする方法

上記手順でiPhoneにSuicaを追加することができたと思いますので、続いてSuicaにお金をチャージする手順を解説していきたいと思います。

iPhoneに追加したSuicaにチャージするには、以下のいずれかの方法があります。

  • Apple Payに登録したクレジットカードでチャージする
  • モバイルSuicaに登録したクレジットカードでチャージする
  • 自動的にチャージされるオートチャージ
  • 現金でチャージする
  • 銀行振込でチャージする

Apple Payに登録したクレジットカードでチャージする

iPhoneからSuicaにお金をチャージする方法として、Apple Payに登録したクレジットカードからチャージすることが可能です。

モバイルSuicaのアプリを開き、「入金」をタップしてチャージしたい「金額」を選択します。

モバイルSuicaに追加したクレジットカードのブランドマークとApple Payのマークが横並びで表示されているので、「Apple Pay」を選択します。

Touch IDやFace IDで本人確認ができたらSuicaへのチャージは完了です。

ちなみにこちらのApple Payから支払った場合は、モバイルSuicaの年会費がかからず無料で利用可能することができるのでオススメです。

モバイルSuicaに追加したクレジットカードでチャージする

上記と同じようにモバイルSuicaのアプリから、チャージしたい金額を選択します。

登録しているクレジットカード情報を選択し、Touch IDやFace IDで認証すればチャージ完了です。

ちなみにモバイルSuicaに登録したクレジットカードからチャージすると、年会費1,080円がかかってしまうので「Apple Pay」に登録したクレジットカードで支払うのがオススメです。

オートチャージの設定と方法

毎回なくなるたびにチャージするのが面倒という方は、一定の金額を下回ったタイミングで自動でチャージされるオートチャージ設定がオススメです。

ただしオートチャージの設定は、モバイルSuicaに追加するクレジットカードが「ビューカード」のみ可能となっています。

オートチャージの設定はモバイルSuicaのアプリの「チケット購入・Suica管理」から、「オートチャージ設定」をタップします。

オートチャージの申込み/変更」から設定すれば手続きは完了です。

現金でチャージする方法

クレジットカードをお持ちでない場合や使いたくない場合、面倒ですが現金からもモバイルSuicaにチャージすることが可能です。

全国のコンビニからチャージすることができますし、一部の駅にはモバイルSuicaにチャージできる券売機もあります。

コンビニでする場合は店員に「Suicaのチャージを◯円分お願いします」とお願いし、現金を支払えばチャージ完了です。

銀行振込でチャージする方法

「みずほ銀行」「三菱UFJ銀行」「じぶん銀行」の3つの銀行であれば、銀行振込という形でSuicaにチャージすることが可能です。

ただし、各銀行ともモバイルバンキングの手続きが完了している必要がありますし、チャージするたびに振込手数料がかかるので全くもってオススメはしません。

実際に駅やバス・コンビニでモバイルSuicaを使う方法

モバイルSuicaを追加が終わりお金のチャージもできたら、モバイルSuicaの具体的な使い方につい解説していきたいと思います。

Touch IDやFace IDが不要でSuicaを使えるエキスプレス設定

モバイルSuicaを使うにあたりまず設定しておきたいのが、よりスピーディーな支払いを可能にるす「エキスプレス設定」という機能です。

通常はSuicaを使う際にはTouch IDやFace IDを使って本人確認が必要ですが、エキスプレス設定をすれば認証なしで改札を通れたり買い物が可能です。(一部店舗のみ)

エキスプレス設定の方法は設定アプリから「WalletとApple Pay」を選択し、「エクスプレス」を選択します。

エクスプレに設定できるSuicaは一枚だけですので、複数のSuicaを登録している場合は設定したいカードを選べば完了です。

逆に落としたときに勝手に使われるのが怖いという方は、このエクスプレスの設定をオフにしておきましょう。

iPhoneのSuicaを駅の改札で使う

iPhoneに入れたSuicaを使って駅の改札を通るには、駅の自動改札口にあるタッチセンサーの部分にiPhoneの裏面を近づけるだけです。

WalletアプリやモバイルSuicaのアプリを起動する必要もありませんし、エキスプレス設定をしていれば指紋認証や顔認証をする必要もありません。

モバイルSuicaで改札を通るとiPhoneに通知で乗った駅と降りた駅と料金が通知が表示されます。

iPhoneのSuicaをバスで使う

モバイルSuicaは電車だけでなくバスでも使うことができます。バスにも駅の改札と同じようにカードをタッチする端末があるので、iPhoneの背面をタッチセンサーにかざせばモバイルSuicaを使うことができます。

先払いのバスであれば入り口部分にある端末にタッチすれば支払いが完了です。

後払いのバスの場合は入り口部分にある端末にタッチし、降りるときにも精算用の端末にタッチするとそのタイミングで支払い完了です。

iPhoneのSuicaをお店で使う

Suicaは公共交通機関だけでなくスーパーやコンビニでも利用することができます。

お店でモバイルSuicaを使うには、会計の際に店員さんに「Suicaでお願いします」と声をかけ、電子マネー用の端末にiPhoneをかざすと支払い完了です。

iPhoneの電源が切れてもSuicaは5時間ほど使える

モバイルSuicaを使っていると電源が切れたら困るじゃんと言われることがありますが、iPhoneの電源が切れても予備電力を使うことで最大5時間程度はSuicaを使うことができるのです。

予備電力が効いているときは電源ボタンを押したとき、「エクスプレスモードのカードが利用できます」とのメッセージが表示されます。

エクスプレスモードのカードが利用できます

iPhoneでSuicaが反応しないときは場所を確認しよう

iPhoneの電子マネーのセンサーは背面の上部分に搭載されているので、iPhoneのちょうど真ん中のほうでタッチしても反応しないことがあります。

センサーの位置は写真の赤枠で囲んだ付近にあるので、反応しない場合はタッチしている場所を確認してみるといいでしょう。

iPhoneのおサイフケータイの位置

iPhoneでSuicaの利用履歴を確認する

モバイルSuicaで支払ったものは利用履歴から確認することが可能です。

iPhoneでSuicaの利用履歴を確認するには、モバイルSuicaのアプリの「SF利用履歴」からチェックすることができます。

ただし具体的な何を買ったのかどうかまでは履歴に表示されません。また、モバイルSuicaの利用履歴を削除することもできない仕様となっています。

機種変更時にすべきモバイルSuicaの移行設定

モバイルSuicaは同期して複数端末で使うことができないため、端末を機種変更した際はモバイルSuicaの情報を移行するための手続きが必要です。

ここでは機種変更時の移行設定について、詳しい手順を解説してみたいと思います。

iPhoneからAndroidへモバイルSuicaの移行はできない

まず注意していただきたいのが、iPhoneからAndroidに機種変更した場合は、モバイルSuicaの情報を引き継ぐことができません。

そのためもしチャージ金額が残っている場合は、モバイルSuicaのアプリから払い戻しの手続きをしておきましょう。

払い戻しの手続きはモバイルSuicaのアプリの「チケット購入Suica管理」から、画面下にある「このSuicaを払戻す」を選択すればOKです。

iPhoneからiPhoneへモバイルSuicaを移行する方法

iPhoneからiPhoneへモバイルSuicaの情報を引き継ぐには、まず機種変更前の端末からSuicaの情報をサーバー上に退避する設定が必要です。

まず旧端末のWalletアプリからSuicaを選択し、画面右下にある(•••)をタップし、「情報」タブを開きます。

最後に情報タブの画面一番下にある「カードを削除」をタップすれば、AppleIDに紐づいた状態でサーバーに情報を移すことが可能です。

旧端末での設定が終われば、続いて機種変更する新しい端末での設定をしていきます。

新しい端末でWalletアプリの右上にある「」をタップし、「続ける」を選択します。

最後に交通系ICの中から「Suica」を選択し、サーバーに移したSuicaを選択すれば引き継ぎ設定の完了です。

iPhoneの故障・紛失でSuicaの移行ができないときの対処法

iPhoneからiPhoneにSuicaのデータを移行するには、上記で解説したように移行元のiPhone側で事前設定が必要です。

ただし、古い方のiPhoneが故障していたり紛失してしまっていると、新しいiPhoneにモバイルSuicaのデータを移行するための設定ができません。

こういったケースはよくあると思いますが、Suicaを移行するための対処法がない訳ではありません。

詳しい対処法の解説は、こちらの「故障したiPhoneから新しいiPhoneにSuicaのデータを移行する方法」を参考にしてください、

iPhoneのSuicaについてよくある質問

iPhoneでモバイルSuicaを使うにあたってのよくある質問について、Q&A形式でまとめておきたいと思います。

iPhoneでSuicaのチャージができない

私自身も何度か経験があるのですが、モバイルSuicaにチャージができない問題がたまに起きることがあります。

チャージげきない原因はいくつかあるのですが、特に多いのがチャージ残高への反映が遅れているだけのパターンが多いです。

僕と同じ問題であれば30分ほど待ると残高に表示されます。焦って何度もチャージを繰り返すと、しばらくたってまとめてチャージされるのご注意ください。

無記名のSuicaのデメリット

モバイルSuicaには記名式と無記名の2つがありますが、無記名のSuicaだと紛失時や故障時にサポートが受けられません。

無記名は登録など不要で手軽に始められますが、できるだけ記名式のSuicaを使うことをおすすめします。

iPhoneのSuicaでオートチャージ設定ができない

iPhoneのモバイルSuicaでオートチャージを使うには、モバイルSuicaに登録しているクレジットカードが「ビューカード」である必要があります。

使うときにWalletを開く必要がある?

モバイルSuicaを使うときに、わざわざWalletアプリを開く必要はありません。

さらに設定からSuicaを「エクスプレス設定」にしておけば、Touch IDやFace IDで認証する必要もなくSuicaを使うことが可能です。

iPhoneでSuicaを使うメリット

モバイルSuicaがない生活は今では正直考えられませんが、実際に私が使ってみて感じたモバイルSuicaの良いところをご紹介したいと思います。

新規発行がアプリから簡単にできる

カードタイプのSuicaを発行するには駅で書類を書いたりと手続きが面倒ですが、モバイルSuicaであれば新規発行もアプリから簡単に手続き可能です。

Suicaは欲しいけど駅に行って手続きするのは面倒、そんな人でもモバイルSuicaなら簡単に発行することができるのが素晴らしいですね。

いつでもどこでもチャージができる

モバイルSuicaの何が便利かって、Suicaへのチャージの手軽さです。

カートタイプのSuicaだとわざわざ駅やコンビニでチャージする必要がありますが、モバイルSuicaであればいつでもどこでも数タッチでチャージすることが可能です。

複数のSuicaを1つのiPhoneで管理できる

モバイルSuicaでは複数のSuicaを管理することができるので、仕事用とプライベート用でSuicaを使い分けている方も、iPhone1つで複数のSuicaを管理できるようになります。

最期に

iPhoneでSuicaを使うためのマニュアルとして、モバイルSuicaの色々な使い方について解説してみました。

モバイルSuicaはコンビニや自販機はもちろん、チェーン店とかだと使えないところの方が少ないほど、対応店舗も多いサービスです。

iPhoneにモバイルSuicaを入れるだけで便利さが倍増するので、ぜひこの記事を参考にiPhone×Suicaライフを体感してみましょう。

以上、iPhoneでのモバイルSuica使い方マニュアルでした。

あ最後まで読んでいただき感謝!感謝!

便利なライフハックを紹介したチャンネルです

広告